2012年05月15日
岩手県沢内村(旧)の取り組みのドキュメンタリー映画です。民医連葵会の企画で、夜に上映会があり、ご案内いただき参加しました。岩手県沢内村と言えば、50年前豪雪、貧困、無医村という状況で、乳児死亡率も高く、医者にかかる時は死亡診断書を書いてもらいに、何時間もソリで遠く離れた町の医療機関に行かなくてはならないという村でした。それを深沢村長さんが医者を呼び寄せ、医療費を無料にすることで、乳児死亡率をゼロにし、総医療費も大幅に削減されました。30年前の看護学生時代に「沢内村奮戦記」を読み、講演会などもサークルで取り組み、医療の原点を学びました。今回の映画は、近年の高齢者や障害者、要援護児童への取り組みの紹介です。困難はいろいろあるけど、命を慈しむ取り組みが根付いた地域であり、人々であることに元気をもらいました。DVDになっているので、ぜひ、見ていただければと思います。