2015年05月03日
今年の5.3憲法集会in京都は、安倍首相が戦争立法の具体化を進めている中での集会でしたので、たくさんの参加がありました。
記念講演の元内閣官房副長官補の柳澤協二さんのお話は、戦争を身近に感じるリアルなお話でした。サマワに自衛隊を行かせていた側だったの方のお話だけに、緊迫感を感じました。
実際、イラクのサマワにはロケット弾が20数発飛んできていたそうです。
柳澤さんは「一人も戦死者がなかったこともあるが、一発も撃っていないということが重要」ということを当時の小泉純一郎首相に言われたそうです。
イラクに派遣された自衛隊員がPTSDになり、最近一人増えて、29人の自殺者が出ているとのこと。撃たなくても、自殺者が出ている。まだ、イラク戦争の傷は治っていない、終わっていないのです。
ガイドラインの危険性もよく分かりました。
まず、犠牲になるのは自衛隊であり、日本は戦争当事国になり、報復を受けることになると、狙われるのは沖縄…。そして、報復に対して戦うのは日本の自衛隊であり、アメリカ軍は、『支援と補完』ということになっていて、せいぜい情報をくれる程度だろうとのこと。
日本は軍隊を持たない国!個別的自衛権はギリギリのところでの対応策。防衛ラインを広げるのは、侵略戦争を行い、既に失敗している。
アメリカは中国を攻めることはない。アメリカの国債を一番たくさん持っているのは中国であり、そこを攻めることはない…。
政権を取っても、超党派を無視してやってはいけないことは1,税金を上げること。2,戦争すること。それをやろうとしているのが安部政権ということ。今、ほんとに頑張って、安部暴走を止めなくてはならない!!!ご自分の立場で、自己実現のために頑張ります!と締め括りされました。
憲法パレードは、参加者が多いのと四条通りの歩道拡幅工事で、なかなか出発できなくて大変でしたが、楽しく参加しました。井上さとし参議院議員と一緒に写真を撮りました。選挙中に応援に行けなかったことを気にしてくれていました。井上さんは京大民青時代の先輩であり、浜田府会議員の後輩でもあったのです…。
南区の市会議員の森田さんが持参された戦争ホウキをひとつ貸してもらって、掲げて歩きました。