教育福祉委員会で審議   アルマイト食器をPEN食器にやっと更新の方針

2015年01月21日

 保健福祉局の審査では、第4期京都市障害福祉計画策定に向けての市民意見募集についてと京都市地域リハビリテーション推進センターの設置についての報告を受めました。請願審査は、11月議会では提出されていた。「子ども・子育て支援事業計画における保育の推進方策の見直し」「就学前幼児の医療費の無料化」については、紹介議員にもなっていましたので、それぞれ必要性を主張し採択するように求めましたが、日本共産党以外の会派が留保を主張し、採択されませんでした。さすがに否決とは言わないものの、このままでは、3月末まで保留として、『審議未了』として、処理される可能性があります。

 一般質問として、保育所入所のポイント制の導入について、質疑しました。保護者の働く実態や、暮らしぶりが大変な中で、福祉事務所としての柔軟な対応を今後も行うことができるのかを確認しました。すでに、一斉面接では「ポイントをもとに、入所について厳しいですね~」など言われている実態を紹介し、今回のやり方で、よりポイントのつけ方が不透明にならないか懸念も述べ、検証を行うよう求めました。

 伏見区の淀白鳥保育園分園の建設については、建物は、京阪電鉄の高架下に京阪が建設し、内装として、淀白鳥保育園の法人が、京都市が1210万円の補助も受け運営を4月から実施するというものです。昨日実際に建設現場も見に行きましたが、いくら、騒音測定したが問題ないと説明されても、基礎工事の中に高架の柱があり、0歳1歳の保育環境としてのふさわしいのか。又、1月の予算提案の時には詳細知らされなかったことを指摘し、議会への丁寧な対応を求めました。

 介護の関係では、高齢者が増えることは想定されているが、包括支援センター施設が市内では61か所しかなく、対象高齢者が8000人を超えた包括支援センターがすでに5か所あり、今後大規模化していくことを把握しているか。箇所数を増やすことが必要を求めました。しかし、2025年に向けて、各包括支援センターがどの程度の対象高齢者を抱えることになるのかは推計していませんでした。また、要支援者の半分程度が一人暮らしという状況だと、包括支援センターの方からお聞きしたので、実態を聞きましたが、それもわかならにという答弁でした。包括支援センターを中心にした計画が提案されている割には、どうなってるの?という状況です。

 教育委員会の審議では、「小学校における食物アレルギー対応について」提案がありました。小学校給食のアレルギー対応の手引きが作成されたことは前進です。アレルギー物質の一部除去食の対応として、卵について、最終段階で使用する卵とじなどの料理での除去はこれまで、6割程度の学校が除去していましたが、手引きによりこれからは全校で実施されることになります。今回実施した調査で分かったこととして、学校独自の努力として、えび、かに、小麦の除去もしている学校があったということです。質疑では実施できているところとできていないところの理由を聞きました。設備面の条件や人的体制などの関係があるとの答弁であり、重要な点だと指摘しました。できているところを教訓にさらに、除去食が広がるよう求めました。また、花背山の家やみさきの家、修学旅行などの校外学習の時の食事の提供については、詳しく触れられていない点も指摘し、保護者、子どもへの負担を少しでも軽減させる立場で前向きに取り組むよう求めました。

 「学校給食における「和食」の推進に係る取り組み方針(案)については、アルマイト食器をPEN食器に更新していくことについては、長年取り上げてきましたが、検討会義でもすべての委員が食器について発言があったそうです。3年間で更新していくと答弁がありました。やっと長年の要求がいよいよ実現することが明らかになりました!

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