福島第1原発活動報告 第2弾

2015年12月26日

早朝から京都を出発して、南相馬市牛越え仮設住宅に到着した大河原としたか弁護士と昨晩から舞鶴宮津を出発し夜通し車で駆けつけた京都府北部のメンバーが合流し、避難者の方のお話を聞いたり、現地の調査を行いました。南相馬市小高区は来年1月から、避難解除地域になります。除染が完了しなくてはならないので、あちこちに除染の作業員さんやその車、除染された黒い袋が見られました。昼間に避難地域から家の片付けに帰っておられる方もおられますが、まず、来年1月に1140人、3年を目処に帰られる予定の方が、3400人だそうです。それ以降はわからないとのことでした。地震前には12842人の人口があった地域です。死亡、所在不明者が836人おられます。市会議員の渡部寛一さんに案内をしてもらいました。

途中、巨大な瓦礫の焼却場が建設されてました。隣の相馬市ではすでに、焼却場は役目を終えて解体されているそうですが、原発の被害が大きい南相馬市への対応の遅さを物語っています。

一時仮置きの除染袋は契約の3年を過ぎても中間処分地ができず、置き去りになっています

最近は慰霊碑が、所々に建てられ出しているそうです。亡くなられた方の名前が刻まれており、同じ名字の女性26歳と0歳の男の子の名前がありました。きっと親子なんだろうな〜と思い、涙がこみ上げてきました。

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