長かった9月~10月にかけて開催された議会が終了しました~。

2014年10月28日

今回は、H25年度の決算を審議する他に、現在社会問題になっている『子どものいじめの防止対策』『不良な生活環境(いわゆるごみ屋敷)の対策』来年度から実施の子ども子育て支援法に関連する条例が提案され、審議しました。
 いじめ防止対策については以前に報告をしましたので、今回はいわゆるごみ屋敷に対する条例について報告を書きます。
ごみ屋敷になってしまう個々人の原因が問題です。病気や障害、認知症、貧困などが背景にあり、ごみを片付けたらいいというものではありません。今回の条例案が提案される経過で、ごみ屋敷になってしまっている方を支援されておられる医師や弁護士、ボランティアの皆さんから、大変多くのご意見が寄せられました。要支援者の人権を尊重し、支援を中心に対応してほしいという意見です。

 しかし、京都市は指導や命令に従わない時には、氏名を公表したり、罰則として過料などの制裁措置を課したり、強制撤去を盛り込んでいます。そこで、制裁措置は、地域で要支援者を孤立させるだけで、やめるべきと提案し、専門家による審議会を設置することが必要と一部修正提案をしました。残念ながら、他党会派の反対で否決されましたが…。

 夕方のテレビのニュースに一部修正提案をしている私の姿が少し映ったそうです。今日の京都新聞には日本共産党市会議員団が、一部修正提案をしたこと事態を書いておらず、朝から怒っております。
ただ、今回、市民の皆さんの粘り強い働きかけで、問題を残したままの条例が可決されてしまいましたが、注文をつける付帯決議として、支援を中心にすることや専門家の意見を聴く会議を持つことなどが付けることができました。

関係団体や、専門家の皆さん、市民の皆さんから、ご意見を頂き、条例作りに携わったことは大変勉強になりました。これからも頑張ります。

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