体罰許せない! アンテナ2013年1月②号
今年一番のショックは何と言っても、大阪市立高校のバスケット部顧問の体罰が原因となった高校生の自殺です。同じ年頃の子どもを持つ親としても、たまりません。ニュースを聞くたびに悔しくて、涙がこみあげてきます。
なんで、防げなかったのか…………。
元野球選手の桑田真澄さんが体罰問題について発言をされています。桑田さん自身、子どもの頃、殴られない日はなかったと話されています。現在は、かつて自分も体罰を受けた経験をふまえて、体罰による指導への反対を訴えながら、全国の講演活動や子どもたちの指導に当たっておられます。
体罰は子どもの人権を傷つけます。勝つことばかりが優先されるのではなく、勝つために頑張る努力こそを認め、評価するスポーツであってほしいと思います。勝負の世界は厳しくとも……。
「地蔵盆」 アンテナ2012年9月①号
8月26日、町内の地蔵盆のお手伝いに行きました。写真は、上賀茂小学校PTA「のほほんクラブ」の保護者による絵本の読み聞かせです。子ども達はじっと絵本に目をやり、耳を澄ませて聞いていました。絵本って子どもの成長に本当に大事だと思っています。
私も子どもが保育園の頃、夜寝る時に読んでやりましたが、もっと読んでやればよかったなあ~と今になって思い出します。
年に1回の取り組みですが、地蔵盆は地域の子ども達のために、町内会の皆さんが計画し、当日力を合わせて取り組みます。いつまでも、続くことを願っています。
「社会に目を向ける子ども達に」 アンテナ2011年12月号
11月26日、みやこメッセでPTAフェスティバルがありました。写真は、西賀茂中学校の生徒とPTAの方々が取り組んでおられた東日本大震災の被災地支援活動のブースです。手作りのプリントしたTシャツを販売し、収益を被災地に送る取り組みをされていました。
驚いたのは、福島県いわき市の小名浜第一中学校の写真が掲示されていたことです。
小名浜中の校長先生から提供された写真とのことでしたが、私が、4月30日に被災地支援に行った時に、訪れた中学校だったのです。
西賀茂中学校の生徒さんは、地震直後に北区内を募金活動で回っていた時に、よく募金をしてくれましたが、このような企画を取り組んで頑張ってくれてほんとにうれしかったです。もちろんTシャツを買いました。
被災地の事に目を向け、活動する行動力をこれからも大切にしてほしいと思いました。
「十年後、どうなっていたい?」 アンテナ2013年6月②号
高三の長男の保護者会の講演会で、立命館大学の春日井敏之教授のお話を聴きました。子どもの目線に立って考えるお話は心に響くものがありました。
子どもとぶつかってもいい。でも言いすぎたなと思ったら、後で謝ったらいい。ただ、やっぱり子どもの存在を否定するような事は言ってはいけない。大人になっても、人間は評価してほしいし、褒めてもらいたい。僕はもうすぐ60歳になるけど、家に帰ったら、奥さんに「僕、頑張っているやろ」って言って、「よしよし、よく頑張っているね」と頭をなでて褒めてもらうと話され、びっくりしました。
印象に残ったのが、表題にある「十年後、どうなっていたい?」と話をするといいというアドバイス。子どもは親の自慢話ではなく、親の思春期の失敗談を聞きたい。「おかんやおとんも、そうやったんやな」と思うと楽になると。
いろいろ聞いても、子どもはよく「べつに……」と言います。それは、「今はそっとしといて」ということ。「世界中が敵になっても、あんたの味方やで」と言ってあげるといいそうです。実践したお母さんの子どもの反応は、「世界中が敵になるような事にはなりたくないわ」。確かに……。